●和菓子と季節の短歌募集中●
若狭の美しい自然を 歌に撮ろう 歌に描こう
「若狭 歌の旅」にお出かけになりませんか?
井上耕養庵では、四季の店頭を飾るPOPに採用させていただく
短歌を募集しています。
皆さんからの力作をお待ちしております。
採用させていただいた方には、井上耕養庵より
お菓子引換券をプレゼントさせていただいております。
応募期間:随時募集いたしております。
郵便・Eメールでの応募も可能です。
小浜湾に浮かぶこんもりとした「蒼島(あおしま)」は、島まるごとが国の天然記念物です。
歩みとめ若狭の海を眺めつつももとの時はゆるやかに過ぐ
(もも 愛犬)
今宮 中道 佳宏
【寸 評】
愛犬ももとの静かな日々の様が窺われほほえましいです。
愛犬とのいろんな場面を描写してみて下さい。
よい思い出になることでしょう。
油蝉秋虫の音の響く朝小さき山栗一つ落ちたる
大原 岩崎 妙子
【寸 評】
蝉の声、虫の音。すっかり深まってゆく秋。
作者はその中で小さな山栗がポツンと落ちた音を
しっかりと聞きとめたのですね。趣のあるいいお歌となりました。
彼岸花すすきの中に紛れしも隠しきれぬは情熱の赤
下田 中西 さかえ
【寸 評】
結句がすばらしいですね。「情熱の赤」で彼岸花すすきの風景が
想像できます。生き生きとした作者の姿が目に浮かびます。
朝霧にすっぽりと被われし久須夜峰わが心をも静かに包みぬ
千種 平田 卿子
【寸 評】
毎朝久須夜の峰を見る作者そのたびに勇気をもらい今日の目的に
向かって心を奮いた立たしているのです。今日は心までも
包みこまれるような優しい霧に穏やかな心地をいただいた作者です。
田に沿ひて六年かよひし通学路秋の匂ひは稲架掛けに知る
敦賀市 的場 正夫
【寸 評】
作者は六年間の通学路で秋の匂ひを知りました。
その間いろいろ学ぶことはあったでしょう。賢明な作者は秋と言えばこの光景を思い出しているのです。一つの思い出を機会に又、いろいろと楽しいことを思い出せるのです。これからもどんどん詠み続けて下さい。
【 寸評 加納 暢子 】
【 寸評 古谷 尚子 】