杉田玄白ラボの開設と博物館建設にむけて
私達のふるさと小浜市は、
豊かな自然や海産物に支えられ賑わいを見せてきましたが、
今では残念ながら地域の衰退が進んでいます。
NPO法人では、近代医学の先駆者杉田玄白の功績を顕彰するとともに、
まちおこしの拠点として『杉田玄白ラボ』を「まちの駅」内に開設しました。
これは、博物館建設にむけて小浜市民の皆様に、
ご理解とご協力を頂く第一歩と位置付けています。
日本の医学は、古来より漢方医学に支えられ、
一方で西洋医学は蘭方医学として、
江戸時代の初期に日本に入ってきていました。
その中心として活躍したのが杉田玄白先生です。
『杉田玄白ラボ』では、漢方から西洋医学への変遷の中で使われた
医療器具や最先端手術機器を展示しています。
近年の医療器具は、チタン素材とレーザー接合技術を得て、
難手術も可能にするめざましい発展を遂げています。
又、錆びない、切れ味や操作性、X線透過などの特性を秘め、
現代に生きる私達に素晴らしい医療を提供してくれています。
是非一度足を運んで見て下さい。
北陸新幹線敦賀開業が、二年半後に迫り、
それぞれの地域特性を活かしたまちづくりが求められています。
博物館建設は小浜市の新しい顔になり、
賑わいを取り戻す起爆剤になるものと信じています。
NPO法人杉田玄白・小浜プロジェクト
理事 藤原 清次