分水嶺の走る村
松永川沿いの最後の集落、
池河内のバス停から林道が川沿いに続きます。
三キロ程で三番滝入り口です。
林道はさらに四キロ程で林道終点の尾根に到達します。
尾根に立つと、近くは松永の各集落、
遠くには国富、県立大、小浜湾まで雄大な展望が開けます。
一面にゆずりの木、いわゆるワカバの木が群生しています。
終点に整備された階段を昇り、
尾根伝いに登っていくと敦賀から京都府まで
九十キロも連なる中央分水嶺=高島トレイル=に到達します。
この尾根伝いは、かつて池河内越と呼ばれ、
若狭から朽木村麻生を経て都へとつながる道の一つでした。
途中に「池河内越」という看板がありますが、道は残っていません。
人の行き交いが途絶えて数十年、道は消えてしまいました。
道があったことすら忘れ去られて久しくなりますが、
右手に琵琶湖、左手に若狭湾を望む景観が人気を呼び、
池河内から分水嶺に登る人が増えてきました。
三番滝から分水嶺に至る歴史街道を歩いてみませんか。
池河内 川畑哲夫
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から