琴を愛した山川登美子

 

  小浜で生まれ育った明治時代の歌人、山川登美子は、


少女の頃、琴や旧派の和歌を習っていました。

 

夜は弟をお供にして提灯を下げて琴の稽古に通ったということです。

 

習った琴歌を書いた冊子が残っています。

 

冴えた琴の音を響かせながら琴歌をうたう少女の姿が、

 

想像されます。


 登美子が「虫声入琴」という題で詠んだ歌があります。


   かきならす琴のしらべの音にいでてふし面白く鈴虫の鳴く

 

                                                              「詠草」


琴の音にさそわれて鈴虫が鳴きはじめる秋の感興を楽しむ

 

明るい気分が伝わってきます。


 琴の稽古では「小督の曲」も習いました。

 


    『平家物語』に登場する琴の名手小督局(こよしきょく)と、

(
)

 

時の帝との愛を題材にした曲です。

 

登美子はこの小督局に心をよせ、歌を作っています。


   君おもふ琴のしらべをかよはせてみ園を(ふく)さがの松風

 

                                                             「詠草」


小督局が隠れ住む京の嵯峨の趣を詠っています。


 琴と歌。少女登美子が愛した世界です。


                                                  (りとむ短歌会所属 北野よしえ)

 

 

 

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